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7月27日(木)全国大会で話したこと


今年の全国大会の大会終了後のミーティングで選手たちに話した内容の要旨を記録しておきます。 1.試合での勝敗や順位は大して重要ではないということ 試合での勝ち負けは、対戦相手と自分を比べた結果の目に見える形の一つでしかありません。自分にとって大切なことは、「自分自身がどれだけ変わった(成長した)か」ということです。勝ったか負けたかという結果の部分ではなく、「その試合で自分はどんな戦い方をしたのか」が大切であり、「何をしたいと考え、何ができ、そして何ができなかったか」を振り返ることが必要です。 さらに、大会では、メダルや順位に一喜一憂することがありますが、対戦の組み合わせは「時の運」という部分もあり、すべての試合に勝った結果としての「優勝」以外は大きな差はないと思います。さらに言えば、強豪選手と当たって善戦しながらも初戦敗退となった方が、不戦勝や楽な試合で上位に入賞するよりも、より大きな価値がある場合もあります。 2.提供されているの機会をどのように活用するかは選手が自由に選択しているということ 普段の練習は、「やらされている」ものではないということ。練習日程や練習内容は、その時にその選手に与えられている機会にすぎず、その機会をどう使うかは、結局本人の自由な意志によって決まります。つまり、提供された機会を利用して一つひとつを丁寧に確実に練習することもできれば、手を抜いたり、楽な方法を選ぶことも選手次第だということです。そして、その一回ごとも意志決定の積み重ねが、試合などで結果として目に見える形になって現れます。普段の練習の一つひとつにどう向き合い、より厳しいやり方を選択できるかどうかが、レスリングに限らず人としての本当の強さに繋がります。 3.努力は必ず報いられるというものでもないということ 酷な言い方かも知れませんが、「努力は必ず報いられる」というものでもないというのが現実です。特に、時間的な制約のある中で結果を求める(たとえば、「小学生で全国王者になる」という目標)場合には、思い通りにならないことが少なくありません。だからと言って、努力しないで良いと言っているのではありません。努力したことは、何らかの形で自分の中に残っているので、いつの日か思いもよらなかったような結果に繋がることもあります。今、結果がでなくても、がっかりすることなく「この先いつか良いことがある」と考えて、努力することを放棄しないことが大切です。

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