第33回全国少年少女レスリング選手権大会
7月22日(金)から24日(日)までの三日間にわたり国立代々木競技場第一体育館にて第33回全国少年少女レスリング選手権大会が開催され、はんのう山中道場からは11名の選手が参加しました。
齋藤 颯也(2年28キロ級)
一回戦 ⚪️ 不戦勝
二回戦 ⚫️ 0 - 12 対 古川 音和 選手(高田道場)
開始早々、相手の掬い投げからニアフォールの体勢に。スタンドから今度はがぶられたところから掬われてニアフォールの体勢。再びスタンドから正面タックルを受けてニアフォールの体勢。さらにスタンドから浴びせ倒されて、ニアフォールの状態になったところでテクニカルフォールとなる。
植杉 飛彩(3年33キロ級)
一回戦 ⚪️ 10 - 0 対 黒鳥 勇斗 選手(新潟ジュニア)
正面タックルから立ち上がって首投げの様な体勢になるも、なぜか反対方向に投げて、飛彩の体が一回転。審判は相手に2点を与えたが、チェアマンの判断で無得点となる。相手の正面タックルをタックル返しで押さえ込んだが、相手のハイブリッジでフォールを逃す。がぶりからゴービハインドに成功し、崩れながらもレッグホールドで2点を追加。片足タックルからゴービハインドすると見せかけてエビ固めを極めニアフォールの状態にするが時間切れで1ピリオドが終了。
2ピリオドは、開始早々にがぶりからゴービハインドしてテクニカルフォール勝ち。
二回戦 ⚫️ フォール 対 松井 礼士 選手(OSA)
先に飛彩がハイクラッチタックルに入ったが取り切ることができず。フェイントは効いていたものの、なかなかタックルに入れない中、飛彩が強引に首投げを仕掛けたところを返されて、そのままフォール負け。
梶谷 亮斗(4年28キロ級)
一回戦 ⚫️ 0 - 10 対 大山 和真 選手(四日市)
相手の片足タックルに対して粘りに粘ったが最後はゴービハインドを許す。グラウンドはしっかり守ってスタンドに。いなされて横からタックルを受け、バックは許したもののグラウンドは無失点で切り抜ける。スタンドから、さらに相手の片足タックルでゴービハインドされるが、ここもグラウンドは守り切った。相手の片足タックルで場外際で倒されて相手が1点を追加。正面タックルを受けて、背中から落ち2点失ったところで1ピリオドが終了。
2ピリオドは、片足タックルを受けて2点を失い、グラウンドでは下から腕を取って巻き込みを狙ったが不発でスタンドに。相手にがぶられ、必死に粘るも最後にゴービハインドを許してテクニカルフォール負け。
塚本 大悟(4年30キロ級)
一回戦 ⚫️ 0 - 10 横山 拓郎 選手(杉田道場)
大悟の正面タックルは、相手に差し手を入れられ掬われて2失点。大悟の透かしタックルは切られ、相手の掬い投げで抑え込まれるも、ハイブリッジで逃れる。左を差され、大悟が前にでたところをカウンターで掬われて抑え込まれ、ニアフォールの体勢になったが、何とかハイブリッジでフォールを免れる。相手の片足タックルを切りきれないまま、両足タックルに切り替えられてバックを許し、1ピリオドが終了。
2ピリオドは、相手のタックルを切ったものの、ゴービハインドには至らず無得点。大悟の正面タックルをタックル返しで返されてテクニカルフォールとなる。
宇都宮 快斗(5年55キロ級)
準決勝 ⚪️ 6 - 2 対 白鳥 寛樹 選手(小諸キッズ) 開始早々、フェイントから片足タックルを極めてゴービハインド。グラウンドでは得点できずスタンドに。再び片足タックルを狙ったが、今度は相手が粘って無得点。再度、片足タックルを極めて、今度はゴービハインドに成功。グラウンドでは返すことができなかった。1ピリオド終盤に再び快斗が片足タックルを狙ったが、ゴービハインドには至らず、1ピリオドが終了。 2ピリオドも片足タックルが極まってゴービハインドするも、強引なネルソンを返されて、相手にバックを許す。相手のガットレンチは何とか凌いでスタンドに。スタンドから再び片足タックルでゴービハインド。スタンドから再びタックルに入ったが、浅すぎて相手に届かずあっさりと1点を献上。相手のガットレンチを堪えたところで試合終了。
決勝戦 ⚫️ 0 - 8 対 赤坂 和哉 選手(志賀ジュニア) 開始早々、快斗がフェイントを使って相手を崩そうとするがタックルに入れぬまま下がって場外に。タックルに入ったが、踏み込みがなく相手が簡単にゴービハインド。グラウンドの攻撃は無失点で切り抜ける。組手の中で快斗が両膝をついてしまい、相手にバックに回られる。スタンドから再び、その場に両膝をつくようなタックルで相手が簡単にゴービハインドしたところで1ピリオドが終了。 2ピリオドは、快斗が先にハイクラッチタックルを極めたが、場外に出てしまい無得点。今度は浅い片足タックルで、相手があっさりとゴービハインド。相手のアンクルホールドは堪えた。スタンドから頭を下げたタックルに入るも、がぶられて相手にバックを許す。スタンドから、またしてもその場に正座をするようなタックルで相手が簡単にゴービハインド。その後もまったく同じ展開が2回続いて2失点したところで試合終了。
⭐️準優勝
林 叶望(5年女子40キロ級)
一回戦 ⚪️ 不戦勝
準決勝 ⚫️ 0 - 12 対 星野 レイ 選手(AACC)
叶望がタックルに入ったが踏み込みが浅いためにがぶられ、そこからタックル返しを受けてニアフォールに。何とがハイブリッジでフォールは免れる。再び叶望がタックルに入り、相手ががぶりからがぶり返しを仕掛け、叶望がこれを堪えてうまくバックに回れそうなチャンスになったが結局ゴービハインドできずスタンドに。相手に横から攻められてバックを許し、そこから腕取り返しで3失点。スタンドから組手で引き落とされ、相手にゴービハインドを許す。ここのグラウンドは無失点で切り抜けて1ピリオドが終了。
2ピリオドは、早々に相手が正面タックルを極めて3点を加え、テクニカルフォールで試合終了。
⭐️三位入賞
齋藤 航士(5年28キロ級)
一回戦 ⚫️ 0 - 12 対 坂東 奇祐 選手(敦賀クラブ)
相手の片足タックルでテイクダウンされ、ガットレンチを2回極められる。さらに、スタンドから片足タックルでゴービハインドを許し、アンクルホールドを極められ一回転。スタンドから正面タックルで浴びせ倒されニアフォールの状態になり場外に逃れるも、テクニカルフォールとなる。
植杉 瑛州(6年32キロ級)
一回戦 ⚫️ 0 - 2(延長) 対 近藤 聖剛 選手(TOSU)
瑛州が前に出て圧力をかけ、相手は右を差して防戦するという展開。瑛州が片足タックルに入るが、場外となり無得点。瑛州の正面タックルに対して、相手は右差しから強引な投げを打ち、瑛州の体勢が崩れるも、辛くも堪えて場外となり無失点。このまま1ピリオドが終了。
2ピリオドは、瑛州が先に正面タックルに入るが、相手が双差してこれを受け止め、逆に掬い投げを仕掛けてくるが、今度は瑛州がこれをこらえる。終盤に瑛州が正面タックルに入るも場外となり無得点。このまま2ピリオドも終了して延長戦に。
延長戦では、相手の強引な投げに瑛州の体が空中で一回転し、これが2点の判定となり試合終了。
林 怜穏(6年50キロ級)
一回戦 ⚪️ 5 - 0 対 森川 海斗 選手(沼津)
開始早々から相手を崩して片足タックルに入ったが、場外となり無得点。がぶりからゴービハインドに成功し、グラウンドでエビ固めを狙ったが極められずにスタンドに。再び片足タックルからゴービハインドし、ガットレンチを一回極めて場外に。スタンドからもう一度片足タックルに入ったが、今度は相手が粘って無得点となったところで1ピリオドが終了。
2ピリオドは、お互いにタックルの応酬となり、怜穏の片足タックルは相手に切られそうになったが粘ってスタンドに。怜穏の踏み込みの浅い片足タックルは相手に潰され、ゴービハインドされそうになるが、ここも粘ってスタンドに。同じ展開を2回繰り返したが、そのままの得点で試合終了。
二回戦 ⚫️ フォール 対 飯塚 康太 選手(農大ジュニア)
組手争いから相手の片足タックルでテイクダウンされ、そこからアンクルホールドで2回転。怜穏がタックルに入るが、逆にがぶられ、そこからエビ固めを極められてフォール負け。
星 拓海(6年65キロ超級)
準決勝 ⚫️ フォール 対 岡部 龍空 選手(善通寺レス)
開始早々から組手を嫌って距離を取ろうとするが、足が下がってしまい場外へ。場外際まで押されたところでタックルに入るが膝をついてしまいがぶられるも下がって場外に出る。再びマット中央から試合を再開するも、ずるずると後退して場外へ。今度は思い切って前に出たものの、腰が高くカウンターで掬い投げを受け抑え込まれたが、何とがブリッジでフォールを免れた。マット中央に戻って再開するもずるずる下がって場外に。マット中央でヨツ組みから掬い投げを受けて抑え込まれるも、何とか腹這いになる。そこからのネルソンの攻撃は何とかしのいで1ピリオドが終了。
2ピリオドは、中途半端なタックルをがぶられ、そこから掬うように抑え込まれてフォール負け。
⭐️三位入賞
木藤 やわら(6年女子33キロ級)
一回戦 ⚪️ 9 - 7 対 新垣 芽唯 選手(カデナクラブ)
四つ組みからハイクラッチタックルの体勢になって相手を倒し2点を先取。正面タックルで相手を倒し、そのままニアフォールの体勢となりスタンドに。相手の首投げを受けてしまうが、そのまま相手を返して両者2点とし、さらにそこからガットレンチで1回転。スタンドから、相手の正面タックルを受け、返しきれずに2失点したところで1ピリオドが終了。
2ピリオドは、相手の片足タックルでゴービハインドを許し、さらにガットレンチを1回極められる。やわらが片足タックルに入ったが、潰されて膠着した状態でスタンドに。今度は、やわらが正面タックルを仕掛けるが、同じく相手に受けられ膠着してスタンドになる。もう一度やわらが正面タックルを狙い、相手に返されそうになるが辛くも粘ってスタンドになり、そのまま試合終了。
二回戦 ⚫️ 0 - 11 対 稲垣 和 選手(四日市)
開始早々に飛行機投げを受けて2失点。グラウンドの腕取り返しは守り切ってスタンドに。やわらがタックルを仕掛けるが、相手にがぶられゴービハインドを許す。グラウンドのガットレンチは凌いでスタンドに。再び相手の飛行機投げを受けて2失点、腕取り返しでニアフォールになるも、ブリッジで体勢を入れ替えて場外に。スタンドからタックルを狙うが、相手にがぶられてバックを許し、そこから腕を取られてガットレンチを2回極められてテクニカルフォールとなる。
【総評】
11人中、実質的な初戦敗退が7名で、残りの4名も次の試合で敗退し、全国大会で勝ち上がることの難しさを痛感しました。この悔しさを大切に、日々の練習に取り組み、チーム全体の底上げを図りたいと思います。
大会を通して、中学生が応援に駆けつけてくれ、打ち込みの相手をするなど裏方として支えてくれたので、とても助かりました。
大会初日の出場選手
大会二日目の出場選手と大野コーチ
大会出場の選手たち(2名不在)と応援に来てくれた中学生