7月9日(土)茨城オープンジュニアレスリング大会
水戸市立青柳公園体育館にて第18回茨城オープンジュニアレスリング大会が開催され、山中道場から8名の選手が参加しました。
植杉 飛彩(3・4年32Kg級B)
一回戦 ⚪️ 不戦勝
準決勝 ⚫️ 0 - 10 対 内山 剛柔 選手(高田道場)
組み手から引き込むように相手にがぶられ、回転して反転しようとしたところを押さえられてニアフォールの体勢になったが、辛くもフォールは免れる。スタンドから、飛び込むようなローシングルを狙うが、届かずに逆に相手にバックを許し、さらにそこからアンクルホールドで二回転。スタンドから飛彩がタックルに入ろうとするが、距離が遠すぎて簡単にがぶられ、そこから相手がゴービハインド。さらに、頭を中に入れたアンクルホールドを極められてテクニカルフォール負け。
*三位入賞
塚本 大悟(3・4年30Kg級B)
一回戦 ⚪️ フォール 対 七久保 真智 選手(猛禽屋)
開始早々に正面タックルを極め、そこから袈裟固めの体勢に持ち込んでフォール勝ち。
準決勝 ⚪️ 4 - 3(延長) 対 塩見 悠馬 選手(リバーサル)
大悟が先にタックルを仕掛けるも、踏み込みが浅くゴービハインドできず。その後、四つ組みから相手の体勢を崩し、ゴービハインドして1点先取。スタンドから相手に片足タックルを極められ1失点。さらにスタンドから今度はハイクラッチタックルでゴービハインドを許しさらに1点をとられる。スタンドから、今度は大悟が相手のタックルを躱してゴービハインドに成功。スタンドから相手のタックルでバックを許すも、アンクルホールドホールドは凌いだ。さらに、スタンドから大悟が片足タックルからゴービハインドして同点に。終了間際、大悟が相手のタックルを躱してバックに回りかけたところで時間切れとなり延長戦に。延長戦では、相手のタックルをカウンターで返して1点取って勝利。
決 勝 ⚫️ 0- 10 対 助川 遼成 選手(ひたちなか)
タックルから前に出ていくところに小手投げを極められてニアフォールに。さらに相手が体勢を切り替えて袈裟固めの体勢で抑えこまれるが、なんとか粘ってフォールは免れる。スタンドから大悟が正面タックルを仕掛けるも、崩しがないため、簡単に受けられ、逆に再び小手投げを極められてニアフォールの体勢になり、ハイブリッジで何とか逃れた。スタンドから大悟がタックルに入るも、脇が甘く、すくい投げを極められ抑え込まれて、テクニカルフォール負け。
*準優勝
宇都宮 快斗(5・6年49Kg超級A)
一回戦 ⚪️ 不戦勝
準決勝 ⚫️ 0 - 10 対 金子 勇翔 選手(アンジュ)
先に快斗がタックルを仕掛けるも、見切られて相手がゴービハインド。そこから変形のアンクルホールドを極められ二回転。スタンドから快斗が再びタックルを狙うも、頭が下がっていて簡単に交わされて相手にゴービハインドを許す。さらに肩と腕を極められて、二回返されたところでテクニカルフォールとなる。
植杉 英州(5・6年33Kg級A)
一回戦 ⚫️ 1 - 9 対 森林 琉 選手(AACC)
組み手争いからがぶり 、ゴービハインドして1点先制。この後、首投げを極められニアフォールの体勢になるも、ハイブリッジで辛うじてフォールを免れる。スタンドから瑛州の正面タックルはタックル返しに合い、相手に2点。そこからグラウンドで縺れてさらに2点を失う。一瞬、体勢を入れ替えるチャンスに恵まれるも、ゴービハインドには至らず。スタンドから瑛州が正面タックルを仕掛けたが、がぶりの体勢で受けられ、そこからがぶり返しを極められる。そのまま試合終了。負けはしたものの終始攻撃したのは評価できる内容だった。技の詰めの甘さが課題。
林 怜穏(5・6年49Kg級)
一回戦 ⚪️ 10 - 0 対 岩崎 和志 選手(横浜デビルズ)
開始早々からタックルでゴービハインドし、さらにそこからガットレンチで二回転。スタンドから全く同じ展開で5点を追加し、テクニカルフォール勝ち。
二回戦 ⚪️ 12 - 2 対 富田 晏寅 選手(逗子)
開始早々、がぶりから返されそうになるが、凌いで無得点。しかしそこからのがぶり返しは決められて2失点するも、二回転目は堪えて場外に。ここから怜穏の反撃が始まる。片足タックルからテイクダウンして2点を返し、さらにグラウンドで攻めようとするも、相手は匍匐で場外に。相手の一本背負いをうまく躱してエビ固めの体勢になり、怜穏が2点を追加。スタンドから相手タックルを躱して、横から再びエビ固めに。スタンドから、相手のタックルを粘りづよく防御して得点を与えず。スタンドから相手の首投げを躱してバックを取り、そこからガットレンチを2回極めてテクニカルフォール勝ち。
準決勝 ⚪️ 1 - 0 対 加藤 佑規 選手(Kan Club)
開始早々から怜穏が相手に圧力を掛け、片足タックルに入ったが場外になり無得点。再びマット中央から、怜穏ががぶりの体勢に持ち込むが、相手も肘を捉えて防戦し、ゴービハインドできず。スタンドから、相手のタックルを躱して、逆に片足タッックルに入るも再び場外に。マット中央で再び怜穏ががぶりの体勢になるが、ここも凌がれてスタンドに。お互いにタックルを仕掛けるが得点にはつながらず、怜穏のがぶりの体勢のまま場外に。試合終盤、怜穏が片足タッックルを仕掛け、もつれながらも何とかゴービハインドに成功。ガットレンチは極めきらずスタンドに。そのまま、得点は動かず、辛勝した。
決 勝 ⚫️ フォール 対 金子 晴翔 選手(アンジュ)
開始早々、相手に豪快な正面タックルを極められ、そのままニアフォールの体勢になったが、ハイブリッジで何とかフォールは免れる。スタンドから、怜穏の中途半端なタックルに付け入られてがぶられ、そこからエビ固めを極められてフォール負け。
*準優勝
星 拓海(5・6年 49Kg超級B)…三者総当たり戦
一回戦 ⚫️ フォール 対 植木 優斗 選手(さくら)
タックルに入るも、勢いがなく潰されてゴービハインドを許し、さらにそこからネルソンで返されて抑え込まれるが、辛くもハイブリッジでフォールを免れる。スタンドから再びタックルに入ったが、頭が下がり、身体が伸びてしまい、簡単に相手がゴービハインド。再びネルソンで返され、そのままフォール負け。
二回戦 ⚪️ フォール 対 渡邊 奏来 選手(千代田)
開始早々に仕掛けたタックルは、膝が早くついてしまう不完全なものだったが、相手が倒れてくれてゴービハインド。さらにそこから相手を返してフォール勝ち。
*準優勝
林 叶望(5・6年女子の部C級)
一回戦 ⚪️ 7- 1 対 植松 里奈 選手(沼津学園)
開始早々から叶望が前に出て、四つ組から相手を押し倒すようにしてニアフォールの体勢に。さらにそこからガットレンチで一回転。二回転目は相手に乗り返されそうになるが、跳ね返して逆にニアフォールの体勢になるが逃げられる。スタンドから、圧力をかけて相手に尻餅をつかせ、そこからゴービハインド。スタンドから叶望が正面タックルに入るも、相手に潰されるが、バックは与えずスタンドに。再び叶望がハイクラッチタックルに入ったが、今度は切られて相手にゴービハインドを許す。グラウンドの攻撃は凌いでスタンドに。叶望がもう一度ハイクラッチタックルに入るが出足が足りず、取りきれないまま スタンドに。最後はがぶりの応酬となるが両者得点できないまま試合終了。試合の後半で少し体力的に失速した感じ。
二回戦 ⚫️ 0 - 10 対 浅野 稔理 選手(逗子)
相手は長身の選手で、叶望とは首一つ分の違い。開始早々、引きずり込まれるようにがぶられ、そこから相手がゴービハインド。ガットレンチで二回転させられるが、二回転目は場外の判定。スタンドから、叶望がタックルを仕掛けるも、踏み込みが浅く、相手にがぶりの体勢から押し倒されてニアフォールの体勢に。ハイブリッジでフォールは免れる。スタンドから叶望がタックルに入るが、相手の懐が深く、がぶられて場外に。スタンドから相手にがぶられ、叶望が相手の肘を持って防戦するも、なぜか審判が叶望の手を外し、相手がゴービハインド。グラウンドの攻撃は凌いだが、スタンドから相手にハイクラッチタックルを極められ、そこからアンクルホールドで回されたところでテクニカルフォールとなる。
木藤 やわら(5・6年女子の部A級)
開始早々のタックルの攻防は、やわらががぶりの体勢に組み止めるもゴービハインドならず。やわらが片足タックルに入り、一瞬相手に乗り返されそうになったが、両者無得点のままスタンドに。再びやわらが片足タックルに入るが取りきれずスタンド。同じ展開がもう一度。もう一度仕掛けた片足タックルは、相手の足を浮かせることができやっと1点先制。さらにそこからアンクルホールドが極まって2点追加。その直後のスタンドで、やわらが少し下がったところを一本背負いから押し倒されニアフォールの体勢になり、ハイブリッジで逃れるも3点返されて同点に。そのまま時間切れで2分間の延長に入る。延長の開始早々にやわらが片足タックルに入るが潰されてスタンドに。やわらが二度目の片足タックルに入るも同じく潰されてスタンドに。さらにやわらが三度目の片足タックルに入ったが、やはりゴービハインドならず。相手が正面タックルにきたところうまく体を躱してやわらががぶりの体勢になるもそのまま時間切れ。三審判による判定となる。タックルに入った回数、攻勢を含めセコンドは勝利を確信していたが、結果は意外にも2対1で相手の勝ちとなる。
<総評>
全国大会前最後の公式戦ということで、これまでの仕上がり具合を確かめる試金石となる大会でした。
ほぼ全員が先に攻撃を仕掛ける展開で、攻める意識は感じられましたが、日頃の練習の結果が如実に表れた結果となりました。全国大会には、もっと強い選手が出場してくるので、残りの時間で少しでも足りないところや修正しなければならないことに各選手が取り組む必要があります。チームとして勝ちを目指す雰囲気が盛り上がってくることを期待します。
…ということで、当初は練習をお休みにしていた7月10日も、急遽練習をすることになりました。
審判員として協力してくれた宇都宮さんと、
塚本さん、お疲れ様でした。
試合後の記念撮影